任意保険の等級制度

任意保険 個別見積もり

任意保険には、独特の制度として等級(正式名称『ノンフリート等級』)という制度があります。

等級は保険料の割引・割増に直結する制度であり、ドライバーの任意保険加入歴と事故回により計数化し、等級が上がるほど任意保険の保険料の割引率が大きくなるという仕組みになっています。

任意保険では、無事故を続ける優良なドライバーの保険料割引を大きくし、事故を頻繁に起こすようなドライバーの保険料を割り増しすることによって、不公平感を解消しているわけです。

任意保険の等級制度は任意保険各社の共通の取扱いであり、等級は各社間で引き継がれます。

初めて任意保険に加入する場合は6等級からスタートし、無事故を1年間続ける毎に等級が1等級つづつ上がり、保険料の割引率が大きくなります。

最高は20等級で、20等級に達すれば保険料が60パーセントの割引になるので、安全運転を心がけ無事故を継続することが何よりの節約になるということになります。

逆に、事故を起こしてしまうと契約更新時に1事故につき3等級ずつ等級が下がることになり、翌年度の保険料が大幅に高くなってしまいます。

ただし、火災・洪水・盗難等が原因の車両保険のみの事故等級すえおき事故の場合には、等級がダウンすることなく、翌年も据え置きとなります。

また、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険者傷害など定められた保険事故だけの場合は、等級をダウンする事故としてカウントされない(ノーカウント事故)ことになっています。

この等級制度こそが最も任意保険の保険システムとしての性格を表しているかもしれません。


等級の引き継ぎ、据え置き、ノーカウント

■等級の引き継ぎ

等級は、引継ぎのルールも決められており、

・契約更新の際、他の保険会社に切り替えた場合
・記名被保険者を配偶者間、同居の親族間で変更する場合

などは、それまでの等級が引き継がれることになっており、また車を廃車にした場合や譲渡した場合でも、5年以内に新しい車により任意保険に再加入すれば以前の等級が引き継がれることになります。(これを「中断」といいます。)



■等級すえおき事故とは

火災・盗難等による車両単独事故など契約者の過失によらないような事故については、保険料を受け取っても等級がダウンせず据え置きになる場合があります。

 保険会社によって異なりますが、車両保険での支払のうち、「限定A」に該当する損害のみの事故、具体的には次に当てはまる事故の場合が「等級すえおき事故」となるのが一般的のようです。

・火災または爆発による事故
・盗難による事故
・騒じょうまたは労働争議に伴う暴力行為または破壊行為による事故
・台風、たつ巻、こう水または高潮による事故
・落書または窓ガラス破損の事故
・飛来中または落下中の他物との衝突による事故

「すえおき」ですから、翌年度の等級は無事故やノーカウント事故の場合のように1等級上がるのではなく、前年度の等級のまま据え置かれることになります。



■ノーカウント事故とは

翌年の等級を下げる事故としてカウントされない事故であり、具体的には次のように、同乗者以外の他人に損害をもたらさない事故のうち、一つだけを起こした場合、あるいは二つ以上の組み合わせで起こした場合が該当します。

・搭乗者傷害保険事故
・人身傷害保険事故
・無保険車傷害保険事故
・その他各社がノーカウント事故と定める特約事故

これらの事故だけの保険・特約請求が行われる場合は、ノーカウント事故として扱われ、翌年度の等級に影響しませんので、「等級すえおき事故」の場合と異なり、他に事故がなければ据え置きでなく等級が上がることになります。

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